沖縄慰霊の日

　今日６月２３日は沖縄慰霊の日です。沖縄慰霊の日とは、７５年前(１９４５年６月２３日）、太平洋戦争末期の沖縄戦において、旧日本軍による組織的戦闘が終結したことにちなんで、この日が制定されています。沖縄戦は、アメリカ軍が中心とする連合国側が日本本土に攻め入るための基地として沖縄諸島を占領しようと試みたことが始まりでした。旧日本軍は、日本本土への侵入を阻止するために、持久戦で時間を稼ぐ戦法を取りました。そのため、沖縄では住民も含め18万人を超える犠牲者が出たといわれています。　中学生のみなさんと同じような年齢の方もたくさん犠牲になりました。特に「ひめゆり学徒隊」の話は、映画化もされています。ひめゆり学徒隊とは看護訓練によって作られた１３才から１９才の女子生徒で構成されたものです。この人たちは、沖縄戦が激化する中、看護要員として各地に配置されました。しかし、６月１８日に突然解散命令が出され、戦場の真っただ中に取り残されてしまいます。そして、たくさん方が犠牲となりました。今、私たちはコロナウイルスにより、我慢をしなければいけなかったり、いろいろと心配なこともあるかもしれませんが、戦争のない平和な日々を送っています。このことに感謝しながら、命の尊さについて考えてみる日にしてみてはどうでしょうか。