シビタス  

朝の登校時の一コマ

朝、正門を出た所で、生徒のみなさんの登校の様子を見ています。朝ですから、眠たそうな人も多い中、マスク越しでも、大きな声で元気な挨拶してくれる人もたくさんいます。朝のこの挨拶のやりとりが、自分にとっては、とても楽しみな時間です。また、時には、三雲中生の温かさを感じる時間でもあります。先日こんなことがありました。いつものように立っていると、「向こうで、タイヤに荷台のゴムが絡まって動けない人がいます」と教えてくれる生徒がいました。その場所へ行くと、女の子が一生懸命絡まったゴムをとっています。しかし、絡まったゴムは固く、なかなか取れません。「後は先生にまかせて」と声をかけると、その女の子は、歩道に止まっている別の自転車にのって学校に向かいました。ゴムが絡まった自転車は、自分のものではなく、横にいた1年生のものだったのです。たまたま登校中に見かけた、ゴムが絡まって困っていた1年生のために、その女の子は頑張って直そうとしてくれました。この姿をみて、天気は悪いのですが、三雲中生の温かさを感じる清々しい朝となりました。